2010年12月22日

バイオグラフィーBLOG 51

今から思うと
マンガの様な有り得ない展開だけど

勢いと若さの力で
何と僕は23歳という若さで
いきなり飲食店オーナーとなってしまった。

無謀な賭けと取るか?
絶対的、成功哲学と取るか?

考え方は人それぞれだけど
僕は後者を選んだんだ。

まずは勉強して、お金を貯めて
修行して、経験を積んで、自信をつけて

そして初めてオーナーになる!

っていうのが
一般的な流れなのかも知れない。

ただ何の経験も、何の取り柄もない僕が
そんな正当派(スタンダード)な道を歩んだとしても
一生かかってもお店なんて持てるとは思えなかった。

どれだけ勉強したらいいのか?
いったいいくら貯めたらいいのか?
それまでに何年の歳月が必要なのか?

「きっと叶う」という保障もない夢のために
僕のモチベーションがいつまでも続くとは到底思えなかった。

まず勉強して・・・という第一段階で
ギブアップするのは目に見えていた。

だから「まず店を手に入れてしまう」
という真逆からのスタートに賭けてみた。

確かにリスクはある。

でもチャレンジしないことにだって
リスクがない訳じゃないんだ。

明確な目的も理解せず、ただやりたくもない仕事を
続けながらいたずらに時間を過ごしていたって
人生のメリットは少ない。

どんなに優秀で立派な人も、どんなに健康なスポーツ選手も
あと何年は確実に生きられるという「命の保障」はないだけに

もしかしたら1年後にはアッサリとこの世から
いなくなってしまっているかも知れない僕の人生

目の前のチャンスに賭けてみない手はない!!

ムチャかも知れない。

だけど、いきなり夢を手にしてしまうことで
必死に勉強して、必死に頑張るしかない。

必要なものは土下座してでも
必死になって集めるしかない。

今月中にマスターしなければいけないことを
何としても今月中にマスターし

今週中に用意しなければいけないものを
何としても今週中に用意をし

今日、しなければいけないことを
確実に今日実行し

明日、用意しておかなければ
ならないものを忘れずに用意しておく。

自分で店を持ったことで
雑用という仕事は一切なくなった。

テーブルを拭くこと、割り箸を用意すること
全てがなくてはならない大切な仕事であることに気づいた。

たかが割り箸かも知れないけど
割り箸がなければお客さんは食べれない。

たかがテーブル拭きかも知れないけれど
汚いテーブルだったら、すぐに帰られてしまう。

一見すると、直接お金にはつながっていない
と思える簡単な仕事の中にこそ、本当に大切なものが
隠されていることを僕は知った。

そうやって1つ1つのことを本気で取り組むことで
初めて物事は動き出して行くことを僕は知ったんだ。

もしもオーナーではなく、ただのアルバイトだったら
この年齢でこの感覚はきっとなかったに違いない。

オーナーだからわかることがある。

考えてみれば今までの僕は
家のお手伝いからバイトに会社での仕事まで
これまでに経験して来た仕事はどれも全て
やらされている仕事だった様に思う。

生まれて初めて経験する
自分から進んでする仕事に

仕事ってこんなに面白いんだ!!
ってことを僕は知ったんだ。

やらされる仕事は全然楽しくなんてなかったけど
自分から進んでする仕事ほど楽しいものはないって思った。

窓を拭くこと、割り箸を用意すること
ネギを切ること、火加減を調節すること

1つ1つの仕事に十分な意味があり
その1つ1つの仕事が融合することで
初めて売上につながって行くことを理解出来たことで

雑用とは自分自身で作り出したものであって
本当は世の中に雑用なんてものは存在しないんだ
ってことを身を持って知った。

汚れた食器をたくさん洗うということは
それだけ売上がたくさんあったということであり

今までの世の中に対する不平不満が
次第に感謝に変わって行くのが自分でもわかった。

それに気がつくことだけでも
あの頃の僕にとっては大きな財産だった。



posted by Morii at 14:35| 日記

2010年12月20日

バイオグラフィーBLOG 50

“サラリーマンでは終わりたくない”

やめたい、やめたいが口癖だった当時の僕に
ある日、いつも食べに行っていた馴染みのうどん屋の大将から

今度、新しい店を始めることになったんだ。
だからこの店を売ろうと思うんだ。
よっかたら、この店を居抜きで買わないか?

と声をもちかけられた僕は

自分の店かぁ!!

今まで考えたこともない世界に
ワクワクする気持ちを覚えた。

何がいるのか?
何が必要なのか?

何もわからず何も考えず
何の経験もないまま
ただただやってみたいとだけ思った。

自分に出来るのか?出来ないのか?
そんなことは一切考えずに
ただやりたいか?やりたくないか?
だけを考えていた。

確かに大企業をやめるのは
もったいないことかも知れない。

でもそれは収入や将来性や世間体を
大切にする考え方であって

ワクワク感やカッコイイ生き方を大切に
する考え方であれば、ここは何としてもトライあるのみ!

工場で働いていたという実績以外
何の経験もない僕だけど

この若さの僕にオファーを出すってことは
自分でも気づいていないよっぽどの隠れた才能があるに違いない。

素直にそう思った僕は
ただ成功することだけを考えて
新しい世界にトライしてみたいと思った。

包丁も握ったことのないお前が
料理なんて出来る訳がないだろう?

商売をするっていうのはなぁ
そんなに簡単じゃないんだぞ。

せっかく大きな日本一の会社に入社したのに
やめるなんて馬鹿げている。

もしも自分が父親だったら、きっと・・
いや間違いなく同じセリフを言っていたに違いない。

今から思えば100%無謀な挑戦だけど
なぜだろう?
あの頃の僕は200%成功すると信じていたんだ。

まだ何もしていない内から
難しいとも簡単だとも分からない

確かに今は何も出来ないかも知れない。
ただ出来ないからこそ、出来る様になるために
トライしたいんだ!

今から思えば世の中をなめている様な考え方だけど、
必死の僕の説得に本気度が伝わったのか次第に理解して行ってくれた。

正式にやると決まれば一気に動き出した。
それまでずっと天引きされ細かい面倒なことは
何もかも会社にしてもらっていた僕は
この時、初めていろんな税金を払わなければいけないことを知った。

組織を離れ何の肩書きもない一個人になった僕は、
面倒な手続きなど一切を自分ひとりでしなければ
いけないということを身を持って経験したことで
入るよりもやめる方が大変だということを知った。

まさにリゾートホテルから
筏(いかだ)で日本海に漕ぎ出してしまった様な
そんな気分だった。

ただ動き出してしまった以上
前に進むしかない。

前に進む以上、前向きな気持ちで
未知なる新しい一歩を踏み出したんだ。

この先に待っていることなど
何も知らずに。


posted by Morii at 16:49| 日記

2010年12月15日

バイオグラフィーBLOG 49

早く大人になりたかった。
早く自由になりたかった。

尾崎豊に強い影響を受けていた僕は

学歴を手に入れることが幸せじゃなく
働いて、お金を稼いで、欲しい物を
手に入れることが幸せなんだと思い

学歴社会に真っ向勝負とばかりに
誰よりも早く社会への扉を開いたものの
常に漠然とした劣等感とコンプレックスがあった。

どんなに給料を手にしても
どんなに車を改造しても

いつもどこか心の中で「学歴」という
コンプレックスと戦っている自分がいた。

そんな僕の劣等感を一掃してくれる
出来事があった。

それはある日、友だち数人と居酒屋で飲んでいた時
たまたま隣に座っていた同年代のグループと意気投合
したことが事のはじまり。

楽しく飲んでいる僕たちに向かい
彼らが発した言葉が今も忘れられない。

で、君たちどこの大学?

大学〜!?勘弁してよ!
大学なんて行ってないって。

嘘!
もしかして高卒!?

高卒っていうかさぁ
働きながら、一応ギリ通信教育でね。

働きながら、つ、通信教育?
しかも全寮制!?

“信じられない”という顔の彼らは
正真正銘の大学生だった。

そんな僕たちを物珍しそうに見ながら

ど、どうして大学行かなかったの??

と素直に聞いて来る彼らに、思わず

君たちはどうして大学に行ってるの??
と逆に聞き返してみた。

だってまだ十代だし、
そんなに早くから働きたくないじゃん。
もう少し気楽に遊んでいたいじゃん? 普通。

この世の中、やっぱ学歴っしょ?
結婚や就職とかでも絶対に学歴は必要だし。

(そんなこと言いながらホントは
まだ遊んでいたいだけじゃん。苦笑)

汗水垂らして働くことで初めてお金になり
熱いハートと勇気ある行動力が彼女を作る
ということを身を持って感じていた僕は

決して学歴が結婚や就職の全てを
決めるものではないと思った。

カッコイイと思っている彼らとの
カッコ良くない会話を通して

中身のない学歴だったら
ないのとあんまり変わんない。

ヨシ!これなら学歴なんてなくても
十分勝負出来かも。

大切なのは

カッコイイ学歴じゃなく
カッコイイ生き方なんだ。

社会に入るために勉強をするのではなく
社会に入ってから勉強をし続けるという
僕の挑戦が始まった瞬間だ。

これからの時代は
中身のない学歴よりも
中身のつまったノン学歴。

これこそが学歴社会への真っ向勝負!

だからこそ、学歴がない分
毎日を一生懸命生きなきゃ!!

このことがキッカケになったかどうかは
わからないけど、この頃から会社をやめたいと
強く思う様になったんだ。

上手く大企業に潜り込んだ僕は
地元の友だちたちと比べれば破格のボーナスも有り
収入的には、あり得ないほど好条件だったけど
でもそれは自分の本当の実力じゃない。

いろんな意味で好条件だったそんな会社をやめるのは、
周りからの反対も強く本当に勇気がいった。

確かに収入に文句なんてない。

でも、いくら収入が良くったって
たった一人では一万円も稼ぐことが出来ない
何万人の中の一人でいることに僕はどうしても
満足出来なかったんだ。

ただ、誰もが言った。

今以上の会社なんて絶対にないって。
やめておけ、後で後悔するのは間違いないから。
こんな給料のイイところやめるなんてもったいない。

ってね。

ただ、この若さで「与えられた安定」を
求めてしまう自分がどうしても許せなかったんだ。

何より、やりたくもない仕事を一生やり続けて
1度きりの人生を終えることなんて
僕にはどしても考えられなかったんだ。

まぁ確かに一足先にやめて行った先輩たちの姿は
それ程カッコイイものではなかったけど(笑)

ただ働く方法も、稼ぐ方法も、生きて行く方法だって
きっとこれだけじゃないハズ。

大企業だけに、本音は
後悔はしないだろうか?
と確かに不安だったけど

でも最終的には皮肉にも
必死に説得しようとしてくれた上司の

将来、俺の様になりたいくないのか!?
という全然カッコよくないセリフに
やめる決心がついたんだ。

せっかく入ったのに“もったいない”という
周りの説得を何とか押し切り

無難で素晴らしい未来を捨て、これから先、
自分でもどうなるのか全く想像もつかない未来を
僕は選んだんだ。

人生なんてどうなるものかわからないもので
そんな僕の次のステージは、信じられないことに
何と飲食店のオーナー。

自分でも全く予想だにしていなかった劇的な展開に
気がつけば、僕は必死に大量のネギの千切りに
追われる毎日が待っていた。

それまで一社員として工場で働いていた僕が
”大将”と呼ばれるなんていったい誰が想像していただろう。

間違いなく世界中探してもきっと誰一人もいなかったハズ。
だって自分でも想像してなかったんだから。(笑)

ただハッキリと言えるのは
人生は本当に何が起こるかわからないってこと。

今日と同じ明日が来るのではなく
ただ今日と同じ明日にしていただけだったんだ。

動き出せば、毎日は本当に変わるってことを
僕は知ったんだ。








posted by Morii at 20:40| 日記